こんにちは、@部員ひとり@です。
先日、自転車ツーリングしてきましたので
報告します。
といっても遠征するような旅ポタ(自転車散歩)ではなく
ただのポタリングしてきました。
いや・・・正確には自転車を押しながら散歩してきました。
僕の世代では奥の細道と習いましたが、今の教科書では「おくのほそ道」と表記されているそうです。
ここでは「奥の細道」で統一します。
奥の細道の結びの地は、実は・・・大垣市です。
これ意外に知られていないかも?知ってた?
大垣市内の水門川遊歩道沿いに奥の細道の句碑が建てられている?らしいので
自転車を押しながら、時には乗りながら大垣市内を石碑の探検と散策してみようと思います。
句碑が建てられている遊歩道は2200m(らしい)
「句碑の撮影」と
「句碑と愛車COLNAGO(旅ポタ壱号車)」の記念撮影です。
目的地は「奥の細道むすびの地記念館」です。
行き当たりばったりの自転車散歩にお付き合いください。
大垣駅 |
大垣駅から東に・・・100mほど行くと
愛宕神社があります。
この石柱(画像 右)の常夜灯(文政五年:1822年)が
岐阜町道標です。でもここは・・大垣なのに・・。
愛宕神社 |
【始】矢立初の句碑・千住(東京都足立区・荒川区)
「行春や鳥啼魚の目は泪」
「行春や鳥啼魚の目は泪」 |
芭蕉は深川の草庵(茶室の別称)を人に譲り、
元禄二年(1689)3月27日(陽暦5月16日)早朝隅田川を舟で上り、千住大橋北側(東京都足立区千住橋戸町)のあたりに、上陸したものと思われる。
尚、この旅ポタした日は5月18日です。偶然です。
千住で親しい人々に見送られた折に詠み、
「矢立の初め」(旅の句の書き初め)と記されています。
「あなたふと 青葉若葉の 日の光」
「あなたふと 青葉若葉の 日の光」 |
「田一枚 植て立去ル 柳かな」
「田一枚 植て立去ル 柳かな」 |
「世の人の 見付ぬ花や 軒の栗」
「世の人の 見付ぬ花や 軒の栗」 |
「笠嶋は いつこさ月の ぬかり道」
「笠嶋は いつこさ月の ぬかり道」 |
句碑を撮影中にママチャリに乗ったご近所さんでしょうか?
ミニ奥の細道の逸話を教えてくれました。
石碑と石碑隣の植木は各々の現地から運ばれたそうです。
それで石の種類と植木は先程から違うのですね。納得です。
またこんなことも教えてくれました。
運河沿いに材木店が数社今でもあるそうですが、昔は運河(水門川)で材木を運んだそうです。
材木といえば、大垣には全国的に有名な枡を作る会社がありますね。その節は貴重なお話をありがとうございました。
【4】から【5】は道路を挟む為、少し離れた横断歩道を渡る事を強くおすすめします。
「夏艸や 兵共が 夢の跡」
「夏艸や 兵共が 夢の跡」 |
「蚤虱 馬の尿する 枕もと」
「蚤虱 馬の尿する 枕もと」 |
「涼しさを 我宿にして ねまる也」
「涼しさを 我宿にして ねまる也」 |
「閑さや 岩にしみ入 蝉の声」
「閑さや 岩にしみ入 蝉の声」 |
句碑がこの水門川沿いに建てられています。
「さみたれを あつめて早し 最上川」
「さみたれを あつめて早し 最上川」 |
水門川沿いの遊歩道です。
春は桜が咲誇りとても綺麗な散歩道です。
「有難や 雪をかほらす 南谷」
「有難や 雪をかほらす 南谷」 |
「暑き日を 海に入レたる 最上川」
「暑き日を 海に入レたる 最上川」 |
「荒海や 佐渡によこたふ 天河」
「荒海や 佐渡によこたふ 天河」 |
水門川の憎い演出の噴水です。
体感気温が下がりました。ありがとう。